過去の仕事の話
私が過去に某携帯ショップで勤めていた時の話。
携帯ショップで働くというのは、もちろん毎月ノルマが課せられます。
「新規契約、機種変更、インターネット契約、タブレット端末契約、Wi-Fiルータ契約、ウォーターサーバー契約、携帯関連商材(SDカード等)の売り上げ目標金etc...」
と、これはメインとなるものですが本当は以下のようなものもあります。
「ケータイサポート(保険オプション)、会員限定サービス、ビデオ・音楽・電子書籍に特化したサービスetc...」
携帯の見積もりに細かい月額数百円のオプションがついているのを見たことはあると思いますが、これもノルマの一つと言われることがあります。
店員の言葉に「携帯をご購入の際にはこのオプションがくっていてくるのです」って言ってくるのは嘘ですよ。
なのでにこやかに断るのが吉。
・・・正直私もやっていました。
次第に心が苦しくなってきます。
なんでこんなことをしてまでやらないといけないのか?
それが仕事なんだ
お客様だましてない?
それは言い方ひとつで変えられる、それも仕事
他にやり方ないの?
そのやり方を見つけるのも仕事
なんだか、こう、自分の心がぐちゃぐちゃになった状態で仕事をしてしまって
挙句店長から「お前、いないほうがマシやわ」と言われる始末。
心臓が痛くなり、笑顔を作ろうとしても全然できないし、手も遅くなって
結局退職してしまいました。
今となれば自分の心の弱さが原因だったのかなと反省しています。
もっとあっけらかんに向き合えば心が沈むことなんてなかったでしょう。
でも辞めてよかったと思っています。
そのままの精神状態で続けていたら私はこの世にいなかったかと思います。
生きていれば何か良いことがあるとバカみたいに信じて今も生きています。